商業出版ノウハウ

【出版の裏側】プロが教える売れる本の作り方


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■質問者
松尾先生の出版スクールで最終的に出版社に企画をプレゼンするというのをやっているとお伺いしました。
出版社はどこを見て出版を決めるのですか?

■松尾先生
審査基準はもう売れるかどうかです。
ただ出してみないとわからないから売れそうかどうかです。

本を初版3000部~5000部を制作するのに費用が400万円から500万円かかります。
この企画を通して実際に流通に載せて書店に並んだ後に
その400万円から500万円が回収できるかというところを出版社は見ています。

そして、出版社というと多くの人は集英社とか講談社とか角川とか
従業員が何百人何千人いる会社を思い浮かべると思うのですが
実はビジネス書や実用書を主に出している出版社の会社規模というのは
従業員が20人から30人のところがほとんどなのです。

つまり、従業員20人30人の小さな会社がワンアイテム400万円500万円の商品を作る。
それを通すかどうかが出版会議です。
その時に最終的にゴーを出すのは誰かといったら
実は編集長でも編集部長でもなくて社長なのですよね。
だって従業員20人30人しかいないのですから。

社長は何を見るかといったら最低赤字を出さないことです。
願わくば投資した金額の2倍、3倍、10倍になることです。

じゃあ企画書に何を書くかというと売れる根拠なのですが
そこを間違えて企画書を読者に向けて書くというのがあります。

こういう人を助けてあげたいとかこういう人の役に立ちたいなどと書きます。
例えば新宿の路上生活者を助けるための本みたいな企画です。

だけど、その路上生活者はお金を持っていないじゃないですか。
そうすると従業員20人30人とかの会社の社長は
確かに社会的意義はあるよねと素晴らしいと言います。

でも、初版5000部刷って路上生活者がもし仮に10人買ってくれても
あと4990部は売れ残ってしまうでしょう。

そしたら我が社は潰れてしまうかもしれないじゃないかというので
そんな企画は通せないのですよね。

じゃあ、企画書はどこを見ているかといったら売れる根拠です。

例えば著者が私が1000冊買い取って
自分のクライアントに配りますよとか
新聞広告費をいくら用意しますとか
自分はここの協会の偉い人の知り合いなので
その人がメーリングリストでこの本の宣伝をしてくれたら500部は確実に売れますとか

私はセミナー講師で年間50回講演をしているのでその50回は会場で必ず売りますとか
つまり、その本が売れるかというところをすごく見ています。

また類書を見ています。
類書が1万部、2万部、3万部売れているのだったらこの本も売れるのではないかとか
類書が売れていなかったらこの本も売れないのではないかとか
あとはかつてのその人のデータや今まで書いた本のデータとかいろんなところを見ています。

20人、30人くらいの小さなところでしっかり売上が立つかどうかというところはシビアに見ています。
もちろんただ集英社であっても講談社であっても日経であっても売れない本を出したりはしません。

発生するコストは
3000部だったら300万円
4000部だったら400万円
5000部だったら500万円
1万部だったら1000万円
それぐらいが一般的な制作コストだと思います。

■質問者
じゃあ3000部で300万円としたら
だいたい2000部売れたら300万円とかは超えてきますか?

■松尾先生
そうです。
全部売れる必要がなくてよく言われているのは
半分売れるとペイで3分の2売れると赤字ではない。
初版全部売れたら利益が出ます

3000部刷って増版をして4000部、5000部が売れるとさらに黒字化が増えていく。

よく言われているのが5刷、6刷、7刷、ぐらいになると
出版社の社長は本を刷っているのではなくて
お金を刷っているのと同じだという言い方をするところがあります。

だから、「人生がときめく片付けの魔法」とか「もしドラ」などは
本当に最後の頃はお金を刷っている感覚だろうと思います。

ダイヤモンド社やサンマーク出版もお金を刷っているような状態です。
お金刷ってしまうと犯罪になるけど売れる本刷っても犯罪にならないから(笑)

■質問者
確かになんか小さな出版社が一つドカンと売れて大きくなった例とかありますか?

■松尾先生
今ではビジネス書大手と言われているサンマーク出版。
その本が1995年に「脳内革命」という本を出しました。

その本が400万部だったか500万部ドカーンと当たって
そこからサンマーク出版はお金が潤沢に回って体力がつきました。

後のこんまりちゃんの「人生がときめく片付けの魔法」をはじめ
サンマークはベストセラーを出せる体力のついた会社になったという話を聞いたことがあります。

■質問者
そうなんですね。
400万部といったら出版社の売上でいうと1冊1500円とすると60億円ぐらいです。

■松尾先生
今100万部を超える本ビジネス書に限らず本というのが年間に多分数冊です。
その4倍だから当時のサンマーク出版にしては当然ビルも建つぐらいだろうし
その後々の400万部出したことによってベストセラーの出し方のノウハウを身に着けたと思います。

一番出版社で大事なのは体力つまり資本です。
その資本の大元ができたと思っています。

他にも出版社は1万部、5000部の本を出して売り切って
増版しないで1つのアイテムで確実に50万円100万円の利益を出して
次から次に新しいアイテムを出すやり方もしています。




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